(無題)
ようやく休日を休日として過ごせるようになってきた日曜日。久方振りに役目を果たしたインターホンに起こされ、マンションのセールスに確認していなかった宝くじを思い出す。実は大当たりしていて、その事が既にバレてしまっているのではないか。そんな無茶な期待は見事に打ち砕かれ、思わず舌打ちをする。
まだ眠くもあったけれど、やらなければならない事もあるので頑張って布団をたたんでみる。若干眠ったままで食事を取り、シャワーを浴びる。
普段自転車で走り過ぎてしまう道を歩いてみると、新しい発見があったりする。「ここに糞や尿をしないで下さい」と張り紙が張られた電信柱。色々と言いたい事はあったのだが、実はこの注意書きの対象がこの文章を理解出来るモノなのではないかというところにたどり着いたところで考えるのをやめた。真相は闇の中だ。
しばらく歩き、お気に入りのつもりでいた靴が実はそれほど歩きやすくない事に気が付いてしまった。その上、よく見ると右のかかとの部分が破れている。よく考えてみればこの靴も2年以上前に買ったものだったわけで、その間ずっとお気に入りのつもりでいた自分に驚いてみたりする。履き潰すまで気が付かなかったとは…。
部屋に帰ってきて夕飯の準備。ご飯が炊けるまでの時間に食べたサバの味噌煮の缶詰が異常に美味しかった上に残った汁だけでご飯を食べてしまった。作ってしまったピーマンとウィンナーの炒め物は朝食にでも食べればいい。
さて、もうすることもないし、寝るか。お休みなさい。
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